技術部 技術開発課

河合 克尚 Kawai katsuhisa

  • ● 仕事内容:安定量産を見据えて加工技術を検討・開発し、生産技術をつくり、量産工程を構築することが責務。現行,プレス・金型技術をその主だった手段としている。
  • ● 大学・学部:愛知工業大学 工学部 機械工学科
  • ● 入社年度:2007年入社
  • ● 趣味:面白がること
  • ● 好きな食べ物:チョコ

Q. どんな学生でしたか?

A. 大学生ってまだまだ多感な頃なんで周りと同じようにありたいと思いながらも、どこか他と違ってありたい、「らしく」ありたいと思っていました。良くも悪くも、並であることをおもしろく思っていませんでしたね。そんなことから周りからはちょっと変、尖った奴だなと思われていたと思いますよ、極端というか…それでも学校でもバイト先でも皆さん本当に良くしていただいて、楽しく過ごせました。それぞれの環境で自分の居場所がある安心がありましたね。なのに当時その有難さに気づかなくて。自己中というか、自信過剰というか、愚かというか…。そのお陰で、今、周りに居てくれる同僚を大切に想えるんだと思います。良く影響し、貢献して返したいってね。

Q. 冨士発條に入社を決めた
きっかけは何ですか?

A. 鶏口となれども牛後となるなかれってことで、大企業以外でリクナビしました。就職活動のお試しで、たまたま一番初めに受けたのが当社でした。売り手市場でしたので機械科は向かうところ敵ナシな時代でしたが、どこでもやれると思い込んでいたので、会社の規模や出身地からみた所在地など誰がどう考えても「なぜそこ?」という無茶感で選びました。大学院への進学を進めてくれた教授も、エンジニアの父も反対どころか呆れていましたね。それが逆に「やってやる!」となったんでしょうね。

Q. どんな仕事をしていますか?

A. 今は課長をさせてもらっていますが管理業務だけでなく、同僚の皆さんの出力をレビューすることでアイデアを加えてそれをより良いものにしようとしたり、方向付けたりすることを重要な仕事と捉えています。私の目標は、各自が自立自走し、周りを観て出力のために柔軟に対処するなど、自身の価値を実感して仕事してもらえるようにすることです。我らがチームでは事実に基づいて工夫や改善の発想をして、常に今を変えようとする人がより活躍できるでしょう。現状を認めながらも否定する発想が次へ行く方法なんだと思います。

Q. 仕事のやりがいは何ですか?

A. 自身が何か小さなことでも成長・達成すればもちろん嬉しいですが、同僚がそれを成す時、さらにそれを本人が実感している姿を見る時はもっと嬉しい。きっと少しは自身が貢献していると思うから。いろんな人が居てくれて、それぞれに影響し影響され、誰からも何からも常に学び成長につなげること。何においても「どのようにやるか」ってだけだと思う。私は技術部門に属していますが、何をするかなんてどうでもいい。そもそも「やりがいのある仕事」という業務はないんだから。お客さんが喜んでくれて、それをならではの方法で成したならとってもハッピーでしょ?

Q. 会社は今取組んでいる
仕事に対して
どんな受け止め方を
してくれていますか?

A. ほとんど何においても自由に発想して対処させてもらっています。「やってみな」って泳がされている感じですかね。方向を間違えば叱り導いてもらえるので、安心して身の丈で伸び伸びやっています。雇われている以上、既存のルールに従う必要はあるし、組織に属しているからには、上長・指導者の価値観を汲んで発想する必要があり、そのゲーム性が面白い。また、困った時は「ヤバイ、助けて!」って素直に周りに聞けば、皆さんアイデアをくれて自身の視野の外を見せてくれるので常套手段にしていますよ。

Q. 学生へメッセージをお願いします。

A. 後から組織に入るんだから、初めから台頭できると思うのは勘違いってものです。ローマは一日にして成らずって、あなたの世界もまた、積み上げるものなんじゃないかな。当社にはどんな風に在りたいかってことに自由にやらしてもらえる空気はあると思うけど、奔放って訳じゃない。なんとなくでいいから想像してみて、35歳の時どの様に活躍してる?30歳の頃どんな人たちに囲まれてる??どこに就職するにしても、数年単位でうっすら先を見ながら今日の一歩を進んでいってくださいね。もしその舞台が当社と言うなら応援させてもらいますよ。