座談会❶
中堅社員
座談会
冨士発條ってどんな会社?どんな仕事をどんな人たちがしているの?
ベテラン社員の普段の会話から冨士発條を感じてみよう。
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清本
QM推進部
工学部 情報システム工学科
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三森
技術部 生産技術課
理工学研究科 理工学専攻
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國定
営業部
工学部 機械工学科
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山崎
製造部
普通科
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藤次
技術部 工作技術課
人文学部 環境文化学科
2入社して大変だったことや、乗り越えた事
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入社当時、面談で「君は絶対営業に向いている!」と進められ、営業に決めました。
初めは自分に務まるのかな?と不安でしたが、色んな人と関わることで人との繋がりを大切にできるようになったなーと。それに伴って知識が増え、お客様からもお褒めの言葉を頂けるようになれました。
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当時、自動車部品担当になったときは製品の知識も加工方法の知識も不足していたから遅くまで対応する日々が続いたかな。その中で不具合を起こしてしまってお客様の所に報告をしにいったら報告書を突っぱねられた・・。
その時に自社の仕組変更や管理を見直す機会があって、考え方をお客様にも教わった。
自社都合だけでなく経営理念の一文にもある顧客、社会、従業員満足を追求してってやつだね。
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私は自分が検査している製品が直接お客様に納品されるので緊張感をもって取組んでいます。1つでも不良を流出させると会社として評価されてしまうので集中力も必要。常に効率を考えた上で目標数値を決めて業務にあたっています。もちろん周りと意見を出し合って。
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私は配属された時は、工作機械なんて見たことが無く、まずは慣れることからはじめました。
限られた時間の中で少しでも機械に触れるようにする事で今のように求められている仕事に対応できるようになったかな。
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私の場合、最初は、毎日いろいろなトラブルに呼ばれることがあり、自分の業務が進まなかったですね。自分の業務と、突発的なトラブルの板挟みにあって、どうしたらいいんだろうって。ただ、製造の方で対応できることもあると思い、このトラブル時にはこういう対応しましたよって記録を作ったり、教育的な事を行っていきましたね。
3今までに成し遂げた事と成長したと感じるところ
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メンテナンスやプログラム、画像検査など色々な部分を対応出来る事。
入社1年後くらいに海外拠点の設備運転の立ち合いで1ヵ月くらい行かせてもらう事になったときは成長したなーって感じましたね。実力を認められたんだと思えました。
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入社1年後でそういう事をさせてもらったというのはいい経験だよね。
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成し遂げたことは正直まだ実感がないですね。自分が定年とかで退職した後に残された人達が、自分がつくったプログラムや方法を使って仕事をしている時に初めて成し遂げたって言えるのかなー。そうなればいいなと思ってる。
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確かに。何かを成し遂げたって自分で判断する事じゃないかもですね。
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なんかかっこいいな。
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今自分が成長したなと感じるのは気持ちの面ですね。今までと違う取組みを始める時に、昔は気が進まなかったけど、今なら素直にやってみようって思えるようになった時に成長してるなと感じます。
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成長した事と言えば、お客様からの要望に対して、社内へ橋渡しをすることがメインだったけど、今ではこうしたい!っていう思いも伝えないといけなくなってきた。そこで、淡々と伝えるのではなく、社内やお客様への伝え方として「思いを持つ」というスタンスへと変わってきたという点で一つ成長できたと思いますね。
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社内の仕組みや体制などが自社全体に採用されると嬉しいよね。それが今もなお続いていれば成し遂げたかなーって感じる。新しい事だけじゃなく小さな改善であっても会社と一緒に成長できてるんじゃないかな。
4今後の目標に対しての取組み
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冨士発條が目指している上場基準、それは顧客だけでなく地域からも必要とされる企業、その為に何をすべきか、モノづくりは製品だけじゃなく、組織の在り方。それを、内部監査を利用する事でより良くしていく。
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難しそうなことだけど、具体的にどんなことをしているんですか?
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例えば検査のやり方一つにしても必要な項目が落とし込まれていて、その通りに出来る体制かを見たり、会社にある決め事や法令も同じ観点で見ていくことでより良くしていこうという感じかな。
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まず、目標としては2030年の全社年間売上300億円達成です。既存のお客様への売上拡大はもちろんですが、今後の需要が見込まれる業界などへの新規参入も視野に入れて活動を行っています。
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より多くの製品を検査できるように社内の資格取得を目指しています。
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社内の資格制度も増えてきてるよね。英語の初級コース募集とかもあったな。
階層別とか、役割別とかそう考えれば体制として昔と比べてかなり進化してるよね。
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10年前はそういうのなかったよな。人財育成が進んでるという事かな。
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ちなみに英語の初級コースは福利厚生ですけどね。笑
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・・・し・・しってるよ・・。
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笑
5特徴的な福利厚生
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福利厚生じゃないけど、結構社内結婚が多いよね。
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ほんまやね。
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ここにいる5人中3人が社内結婚してるからね。
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うちの部署でもいま産休中の人がいるけど、冨士発條は産休取得率100%らしいよ。
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100%ですか?初めて知りました!という私も産休明けですけどね~。
私のいる外観検査は女性が多い部署なので、産休と育休をつかって仕事と子育てをうまく両立している方が多いのでお手本にしています。
実際、私も産休を1年取得させてもらい、復帰した今は育児時短勤務で復職しています。
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特徴的といえば有給取得の融通が利くことかな~。
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確かに、時間単位で取れますしね。
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結構便利。ちょっと市役所とか行かないとって時とか1時間だけ有給を使う事が出来るしね。
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あとは借入社宅とかありますね。30歳までは家賃補助半額があって助かります。
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入社時に社宅に入ったときは12部屋中10人が会社の同期だったわ。
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めっちゃ楽しそうじゃないですか!
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そうやね。もう、毎晩BBQでしたね。
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毎晩はし過ぎじゃないですか。笑
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一緒に騒いで怒られたときもあったな。笑
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若気の至り・・・・。
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そういえば、報奨金とかもありますよね?
僕は勤続5年目で5万円もらいましたよ。
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最近は福利厚生も充実してきたよね。ちなみに、10年だと特別休暇ももらえるよ。
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特別休暇でどこか旅行いかれましたか??
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同期と海外旅行行ったりしてるけど。あれは特別休暇だったかな。笑
6田舎での過ごし方の魅力
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自然を使えることじゃないですかね、意外と土地が余ってて畑とか借りれますし。
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そういえばヤギ飼ってなかった?なんで飼おうと思ったの?
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土地を借りる条件として除草をする必要があって、それがあまりにも大変だったのでヤギに除草してもらおうと飼いだしたんですよ。後はミルクとか飲めるようになったら面白いかなと思って。
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少し足伸ばせばきれいな川とかあるしね。山も登ったけど膝が・・・。
BBQは良くするかな。同期や会社の仲間、あとは子供たちを交えてとか。
うちの部署で最近キャンプにはまってる人たちもいるし。
7学生の皆さんにメッセージ
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自分の実体験ですが、こうしていきたい!と努力し続ける事で、あいつなら任せても大丈夫!と認めてもらえる環境。そして認められたことによって新しい事にチャレンジさせてもらえる環境にやりがいを感じられる会社だと思います。今はまだピンとこないかもしれないので、まずは人生で一度しかない残りの学生生活を楽しんでください。そして、些細な事でもいいので、やりたいことを探して頑張ってみてください。それが今後の原動力の一つになるはずです。
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残り少ない学生生活を楽しんでください。
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おい!笑
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意外と仕事は普段の生活の延長です。家の掃除が事務環境の整理や機械の清掃に、友達や環境の変化への気づきが、機械や製品の異常への気づきに繋がっていきます。普段の何気ない経験・考え方が自然と活きてくるものです。難しくとらえず、今のうちにできる様々なことにトライしてみてください。僕らは新たな仲間が来ることを冨士発條で待ってます。
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人とのつながりを大切にしながら残りの学生生活を有意義に過ごしてください。
就職活動では、まだやりたい事が定まっていなくても企業の説明会や面接に行くなど動いてみてください。普段企業の役員の方と話す機会なんて中々ないものです。きっと自分の為になることが見つかると思います。
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人生の多くの時間は、社会人として過ごす事になります。学生生活の中でやりたい事がある人も、今はまだ見つけられていない人も、どう社会で活躍していきたいか、焦らずにじっくり時間をかけて考え、自分自身が成長する為にいろんな経験を積んでもらえたらと思います。
1仕事内容について
QM推進部は主に製品の品質を評価する部署です。製品の評価方法だけでなく管理方法など、お客様の目線に立ってきちんと要望に対応できているかも見ていますね。
営業部は、お客様から製品の引合いや量産中の製品についての客先窓口や社内コーディネートを行ったりしています。
生産技術課は、効率の良い生産体制を築くための活動を行っています。主に設備導入時の仕様決定や導入後の保守や保全のサポートですね。あと技術開発に近いことも行っていますね。
技術開発って?
簡単に言ったら、社内にない新しい手段の構築です。
数年後の製品に求められる条件に対し、各工程毎に、より安定的に生産できる方法を検証を行い、技術として蓄積しているところです。
私は製造部に所属しています。検査に携わる業務として、製品の外観検査を行っています。
他にも製造部は、検査の手法・内容が本当に正しいの?もっといいやり方ないの?って見直しをかけて全社で原価低減に取組んでいます。
私は技術部工作技術課に所属しています。ここでは金型を作っていますね。技術開発課の人達が金型を設計し、それを基に工作機械を活用して、一つずつ部品を作ってる。工程ごとに様々な工作機械を使って一つの部品が出来ます。
手加工で作業してるのを見る事もあるけど、あれは何をしてるの?
磨きだね。実際に機械が加工した後に手加工を加えている。
加工痕を消さないと製品に転写したり。公差としては1000分の1㎜単位で加工しているから。
そんなに大変だったら、図面が届いてから金型完成まですごい時間がかかるんじゃないですか?
まあね。それでも求められる納期に応えていかないとね。いや〜営業さんが厳しくて・・・。
笑