QM推進部

田中 紗弥子 Tanaka Sayako

  • ● 仕事内容:プロセス保証
  • ● 大学・学部:大阪大学 外国語学部
    タイ国立コンケーン大学農村開発
  • ● 入社年度:2012年入社
  • ● 趣味:こどもに絵本を読んであげてる時間が幸せ
  • ● 好きな食べ物:タイのゲテモノの中の好物は赤蟻の卵の卵焼き

Q. どんな学生でしたか?

A. もともと海外に興味があり、学部時代の長期休みは毎回東南アジアでバックパッカーをしていました。その後、タイの大学院に進学し、数か月自給自足の農家にホームステイをしたりしながら農村研究をしていました。今考えると結構、チャレンジャーですね。仕事でも新しい分野を自ら切り開いていくのが好きですね。既存の考え方や制度にとらわれないような柔軟な発想で取組むようにしています。

Q. 冨士発條に入社を決めた
きっかけは何ですか?

A. 日本の「ものづくり」に携わりたい、と思い就職活動をしていました。冨士発條は田舎の会社ながらも世界に誇れる部品をつくっているというところに魅力を感じました。

Q. どんな仕事をしていますか?

A. 入社してからは1回目の産休を取得するまでは品質管理を担当していました。2年目の終わりには海外顧客の担当になりましたが、顧客と週1で行われる定例ウェブ会議を取りまとめることになりました。週一で確実に成果を上げていく、しかも会社の代表として、という業務はかなりプレッシャーでもありましたが、やりがいがありました。しかも内容は品質面だけにとどまらなかったものですから、顧客・社内・外注先との調整を包括してやってきました。大変でしたが、毎週成果がある仕事をやってきたという自信につながりました。
復帰してからはQM推進部の社内担当として、社内全体のマネジメントシステムをより良い形で実践できる仕組みづくりに取組んでいます。

Q. 仕事のやりがいは何ですか?

A. 女性総合職として「子育て」という大きな転換期に置かれています。ただ「子育て」は働く女性にとってマイナスに作用するだけではないと、1度目の復帰の際に実感しました。もちろん1年近く業務から離れていたのでそのハンディはありますが、一度仕事から離れることによってより多角的に物事をとらえられるように、柔軟な発想ができるようになったとも実感しました。また「お迎えの時間」というタイムリミットも仕事をより効率的に進めていくためのいいプレッシャーでした。ただやはり独身の頃と同じようには仕事ができないので、これからのキャリア形成には迷いがあります。上司や先輩社員とも相談をしつつどのようなキャリアを積んでいくのか模索していきたいです。

Q. 会社は今取組んでいる
仕事に対して
どんな受け止め方を
してくれていますか?

A. 子供を2人出産し、現在2度目の育児休暇を取得しています。双方の実家とも簡単に頼れる距離にないので、同じ職場の夫と協力しながら育児と仕事をしています。冨士発條では時間単位で有給を取得することができるので、子供の体調不良でのお迎えや病児保育による遅刻・早退などの際にはとてもありがたいです。職場でも「パパ」として子育てに積極的にかかわっているメンバーが多いと思います。夫と分担しながら仕事と育児を両立していくには頼もしい環境です。
実は1回目の産休から復帰した際に、上司が変わっていたため実質的な評価期間が短く定期人事評価に不安を抱えていました。評価期間は3か月しかありませんでしたが、自身の能力や意見をしっかりアピールすること、そして上司からも真摯に向き合っていただけたことで納得できる結果を得ることができました。

Q. 学生へメッセージをお願いします。

A. 私は結婚して、子供を産んでも続けていける会社がいいと思っていました。冨士発條は産休育休をとっている社員が常時数名いますし、2,3回目の産休育休をとっている人も多くいます。夫も職場の方のサポートもいただけ、県外での里帰り出産にも関わらず立ち会うことができましたし、育休とまではいいませんが、休暇をとることができました。社員同士がお互いに支えあえる会社です。学生の皆さんには自分のライフスタイルを尊重しあえる会社を選んでほしいと思います。